林原めぐみインタビュー パート1

We don’t usually write in Japanese on this site, but it’s not everyday we get to speak to one of the biggest names in anime; Megumi Hayashibara. So, when she asks if you can put the interview on your website in Japanese, you say yes. At least we did. Her back catalogue from her music career has finally been made available in the UK and Europe through Gan Shin Records, which is why we were given the chance to talk to her. Anyway, part of the English version will be up on the MangaUK blog soon. For now, here’s part one in Japanese. We’ll post part two on Friday 26th April.

あなたの声優としてのキャリアは約30年に及ぶわけですが(おめでとうございます)、この間にレコーディングの過程に変化はありましたか。

まず、ここまで長くこの仕事を続けてこられたことをとても感謝しています。
それぞれ、出会ってきたキャラクターとの相性や縁がとてもよかったこと、
またそれらのキャラクターをたくさんのみなさんに愛していただけた結果だと思います。

レコーディングのプロセスそのものはずいぶん変わりました。

簡単に言えば、アナログからデジタルになり、編集が容易になったことがあげられます。
しかし、そのデジタルの力に頼りすぎると、一番大切な人間にしかできないこと、
すなわち、心を込めるということが箕臼になる可能性があることは忘れてはいけないと思っています。

ピッチ(音程)やリズムのずれさえも、ちょっと機械をいじれば修正が可能です。
それは、レコーディング時間の短縮や、声を発する時間そのものを短縮するメリットが
あるようですが、
私はできるだけ、そこに頼らず、メロディーと歌詞とアレンジの盛り上がりと、
そして最後に乗せる私の声の一体感、ひいては、さらにその先にある、
予想を超える力が生まれる事を信じて歌っています。

それは
この世界に入った時に最初に言われた言葉に由来していると思います。

うまい人が歌手だったら、音楽の先生はみんな歌手だ
あなたに求めていることはそれじゃない

という言葉です。
決して音楽の先生をバカにしているわけではありません。
楽譜通り、正しく歌うのが私の仕事ではなく、その世界を「私なりに」解釈し
「私なりに」歌唱し、結果「私なりに」伝えることが、私の使命と考えています。
そして、その「私なり」の考え方が正しいのかどうか、常に立ち返る作業も大切です。
近くにいるスタッフとのコミュニケーションをとり、その空間に立ち会っている人たちが
同じ目線で、作品の完成を目指すことが大切と考えます。

技術の進歩により声優の仕事はやりやすくなりましたか、それとも大変になりましたか。またそれはどのように変わりましたか。

一つ前の質問でもふれましたが
デジタル化によって、難しいことが容易になったという素晴らしい現実があります。
しかし、私たち表現者は、その「難しい」部分と、いかに付き合うかが問われる仕事だと考えます。

人は容易な方に流されがちですが、今一度、その流れにあえて逆らう姿勢が大切だと思います。

現実に
「あ」と「り」と「が」と「と」と「う」をバラバラに録音して
上手にはめこめば、日本語の「ありがとう」
英語で「THANK YOU」が
セリフとして完成してしまうところまで、テクノロジーの技術は来ています。

しかし、
そこに込められた気持ちそのものは、テクノロジーでは表現できないはずだと
信じています。
いえ、もしかしたら、信じたいだけかもしれませんが。

お母さんへの感謝のありがとう
恋人からもらったプレゼントへの、うれし泣きのありがとう
ゾンザイなふりをしながらも、本当は感謝しているありがとう
挨拶代りに言ったありがとう
うれしくないけれど、とりあえず言ってみたありがとう

それは
あ・り・が・と・うをパソコンの画面上でつなげてできるものではないと信じたいです。

それぞれの「思い」とテクノロジーの到達度。20年後は「声優」の仕事がなくなっていたりして?
それは避けたいな。

正確な言葉の伝達としてだけではなく
本当の意味や思いを伝えるために声を使いたいです。

声優という職業は、子どもの頃からなりたいち思っていたものですか。若き日の林原めぐみさんという少女は、学校卒業後に何をしたいと望んでいましたか。

私が小学校5年生の時に、
映画館で見た「さらば宇宙戦艦ヤマト」が大きなきっかけです。
それまでは、アニメーションのキャラクターは世の中に実在すると思っていたのですが、パンフレットだったか、当時の雑誌だったかに、声優さんの顔写真が掲載されていて、
古代進は古代進がしゃべっているのではなく、森雪は森雪がしゃべっているのではなく
その裏に生身の人間がいたのかと、かなりのショックをうけました。

今でいえば、
ポケモンのピカチュウはピカチュウが鳴いていると思っていたら違った…。
といった感じでしょうか。
当時は、「声優」という職業がクローズアップされることはあまりなく
あくまでも影の存在だったので、この仕事そのものの存在を知る機会がなかったということもあげられます。

そこから、アニメに、また、それを演じている声優に興味を持ち始めました。

ところが
中学生の時、父親が病気で倒れ、病院に出入りすることが多くなり、
現実的には看護婦と目指すこととなりました。
高校卒業後は看護学校に通い
国家資格を得るまでとなり、看護婦という仕事を選びました。

しかし、小学5年生からの夢をあきらめきれず
声優のレッスンを無料で受けられるというオーディションを雑誌でみつけて
応募し、合格し、それをきっかけに、
看護学校と声優のレッスンを同じ時期受けていました。

看護学校卒業後、両親に3年だけ、とにかくやらせてほしいと伝え
3年たっても、声優として、何の兆しも、光も見えなかったら、
今一度看護婦になると約束し、本格的にオーディションを受け、
4本のレギュラーが決まりました。

結果、看護婦の道に戻ることはありませんでした。
しかし、看護学校で学んだすべての事が今の私の柱になっているのも事実です。

Part 2 coming Friday 26 April!

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About Tom Smith
Some say he's fuelled on nothing but energy drinks, and that when he visits Japan, he spends the whole time engaging the ground in an all too familiar way. But what we do know is that his words on the country's entertainment and culture find their way into NEO Magazine on a monthly basis, while everything else finds its way here. Be it quirky news item from the Land of the Rising Sun, or a story so gruesome it'd be rude not to pass it on, you'll find it here along with his general posts about life, work and most importantly play. And yes, he has had articles printed in the likes of MCV, GamesMaster, 360 Gamer and more, thanks for noticing.

One Response to 林原めぐみインタビュー パート1

  1. Kelvin says:

    Over 9 months, when will post part 2?

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